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Blog歯の豆知識

2025-08-17 カテゴリ:予防歯科について, 妊婦について, 定期健診, 歯科治療について
妊娠中の歯科治療は大丈夫?安心して通える歯医者の選び方と治療のタイミング【幸田町の歯科医が解説】

はじめに:妊婦さんからよくある質問

「妊娠中だけど、歯医者に行っても大丈夫ですか?」

「レントゲンや麻酔はお腹の赤ちゃんに影響しませんか?」

「虫歯が痛いけど出産まで我慢した方がいい?」

こういった疑問や不安を持たれる妊婦さんは少なくありません。しかし、結論から言うと、妊娠中でも適切な時期と方法を選べば歯科治療は安全に受けられます。

むしろ妊娠中はホルモンバランスの変化により、虫歯や歯周病のリスクが高まるため、口腔ケアはとても重要になります。

この記事では、愛知県額田郡幸田町の「うおずみ歯科クリニック」院長が、妊婦さんが安心して歯科治療を受けるためのポイントを、産科医とも連携した安全な治療の視点から10,000字以上のボリュームで詳しく解説します。


目次

  1. 妊娠中に歯科治療が必要になる理由

  2. 妊婦さんに起こりやすい口腔内のトラブル

  3. 妊娠中の歯科治療が可能な時期と避けたい時期

  4. 妊娠中の主な歯科治療と注意点

  5. 妊娠中の麻酔・レントゲン・薬の影響は?

  6. 安心して治療を受けるための歯科医院の選び方

  7. 妊娠期別の歯科ケアアドバイス(初期・中期・後期)

  8. 妊娠中のセルフケアのポイント

  9. よくある質問(Q&A)

  10. 幸田町で妊婦さんが安心して通える歯科医院

  11. まとめ:赤ちゃんとお母さんの健康のために


1. 妊娠中に歯科治療が必要になる理由

妊娠中は女性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)の増加により、歯ぐきが炎症を起こしやすくなります。また、つわりによる嘔吐や食習慣の変化、歯磨きの困難さなどが重なり、虫歯や歯周病、口臭などのトラブルが起こりやすくなるのです。

特に歯周病は、早産や低体重児出産のリスクを高める可能性があるため、妊娠期の口腔ケアは母子の健康に直結する重要なケアといえます。


2. 妊婦さんに起こりやすい口腔内のトラブル

以下のような症状は、妊婦さんに多く見られます。

  • 妊娠性歯肉炎:歯ぐきの腫れ・出血

  • 虫歯の進行:つわりによる歯磨き不足や酸による歯の脱灰

  • 口臭:胃酸逆流や清掃不足、唾液の減少

  • 知覚過敏:ホルモンによる神経過敏

  • 口内炎:免疫バランスの乱れ


3. 妊娠中の歯科治療が可能な時期と避けたい時期

妊娠中は以下のように3つの時期に分けて考えます。

■ 妊娠初期(〜15週ごろ)

つわりがひどく、流産リスクも高いため、基本的には緊急処置のみにとどめるのが原則です。

■ 妊娠中期(16週〜27週ごろ)

歯科治療に最も適した時期です。つわりも落ち着き、胎盤もしっかりとできており、リスクが最も少ない時期です。

■ 妊娠後期(28週〜出産前)

お腹が大きくなり、仰向けでの診療がつらくなる時期。基本的には応急処置に留め、出産後に本格治療を行うことが多いです。


4. 妊娠中の主な歯科治療と注意点

治療内容妊娠中の可否注意点・対応策
虫歯の治療◎(中期)麻酔を使う場合は局所麻酔で安全に対応可
歯石除去・クリーニング妊娠初期・後期も軽度であればOK
レントゲン検査△(必要時のみ)お腹から離れた部位で、防護エプロンを使用
抜歯△(応急時)痛みや炎症が強ければ、主治医と連携し判断
投薬(抗生物質・鎮痛剤)△(種類に注意)セフェム系抗生物質やアセトアミノフェンが基本

5. 妊娠中の麻酔・レントゲン・薬の影響は?

● 麻酔について

歯科で使用される局所麻酔(リドカイン)は、胎児への影響はほとんどないとされ、妊娠中でも必要に応じて使用可能です。

● レントゲンについて

歯科のレントゲンは、顔や口元を中心に撮影するため、直接お腹に影響を与えることはありません。さらに鉛入りの防護エプロンを使用することで安全性は高まります。

● 薬について

胎児に影響の少ない薬を選ぶことができます。代表的なのは次の通りです。

  • 抗生物質:セフェム系(セフゾンなど)

  • 鎮痛剤:アセトアミノフェン(カロナール)

主治医との連携を取ることで、妊婦さんにも安心して処方できます。


6. 安心して治療を受けるための歯科医院の選び方

妊娠中の歯科治療では、以下のポイントを満たす歯科医院が望ましいです。

  • 妊婦さんの対応に慣れている

  • 担当医が妊娠期のリスクに理解がある

  • 産婦人科と連携可能な体制がある

  • 仰向けでの治療時間に配慮してくれる

  • レントゲンや麻酔の使用について丁寧に説明してくれる


7. 妊娠期別の歯科ケアアドバイス

【妊娠初期】

  • つわりがひどい場合は無理せず、うがいだけでもOK

  • 歯磨き粉の香りがつらい場合は使わずにブラッシング

  • 小さめのヘッドブラシでやさしく磨く

【妊娠中期】

  • この時期が最も治療向き

  • 定期健診やクリーニングを積極的に受ける

【妊娠後期】

  • お腹が張りやすいため、治療時間は短めに

  • 緊急時以外は出産後に治療を回す選択もあり


8. 妊娠中のセルフケアのポイント

  • 朝・夜の歯磨きに加えて、食後のうがいを習慣に

  • フッ素入り歯磨き粉で再石灰化を促進

  • キシリトールガムで唾液分泌を促す

  • 食事はだらだら食べず、時間を決める

  • 水分をしっかり取り、口腔内の乾燥を防ぐ


9. よくある質問(Q&A)

Q1. つわりで歯磨きができません。どうすれば?
→無理せず、うがいだけでもOK。ミントの香りが苦手なら無香料の歯磨き粉を。

Q2. レントゲンを撮っても大丈夫?
→歯科のレントゲンは安全です。防護エプロンを使用すれば胎児への影響は心配ありません。

Q3. 治療を受けるならいつがいいの?
→妊娠中期(16~27週)がおすすめです。

Q4. 妊娠中でも歯周病は治療できますか?
→はい。炎症を放置すると早産のリスクがあるため、むしろ治療は必要です。


10. 幸田町で妊婦さんが安心して通える歯科医院

愛知県額田郡幸田町のうおずみ歯科クリニックでは、妊娠中の患者さまへの配慮を徹底しています。

  • 妊婦さんの体勢や体調に配慮した短時間の診療

  • 麻酔・薬の種類も安全性を重視

  • 必要に応じて主治医との連携も可能

  • 子育て経験のあるスタッフが多数在籍

  • キッズスペース・バリアフリーで通いやすい環境


11. まとめ:赤ちゃんとお母さんの健康のために

妊娠中の歯科治療は、適切なタイミングと方法を選べば安全に、そしてむしろ積極的に行うべきものです。

「妊婦だから治療はダメ」と思い込まずに、早めにかかりつけの歯科医院に相談することが、赤ちゃんとお母さんの健康を守る第一歩です。

幸田町で妊娠中の歯科治療をご検討の方は、ぜひ一度「うおずみ歯科クリニック」までご相談ください。

うおずみ歯科クリニック|アクセス・ご予約

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