こんにちは。
幸田町の歯医者「うおずみ歯科クリニック」院長の魚住 大樹です。
虫歯は、多くの方にとって身近な悩みの一つですが、
実は「食べ物・飲み物の選び方」が虫歯リスクに大きく関係していることをご存じでしょうか?
本記事では、
虫歯になりやすい食品・飲料とその理由、そして日常でできる予防法を
当院に常駐している管理栄養士の視点も交えて、徹底的に解説いたします。
虫歯は、「歯の表面のエナメル質」が酸によって溶けることで始まります。
この酸は、ミュータンス菌などの虫歯菌が糖分をエサにして出す代謝産物です。
つまり虫歯の原因は、主に以下の4つの要素が関係しています。
原因 | 内容 |
---|---|
細菌 | 主にミュータンス菌など |
食べ物 | 糖質を多く含むもの |
歯の質 | エナメル質の強さや唾液の質 |
時間 | 糖が口の中にある時間の長さ |
虫歯のリスクを高める代表的な食品や飲料を、カテゴリー別にご紹介します。
アメ、キャラメル、グミ、チョコレート
ケーキ、ドーナツ、クッキーなどの洋菓子類
菓子パン(特にクリーム入りやチョコ系)
加糖ヨーグルト・加糖飲料
特に粘着性のあるお菓子(キャラメル・グミ・ヌガー)は、歯にくっつきやすく、長時間糖が残留しやすいため要注意です。
清涼飲料水(コーラ、サイダー、スポーツドリンクなど)
ジュース類(果汁100%含む)
砂糖入りのコーヒーや紅茶、ミルクティー
糖分だけでなく、pHが**酸性(pH5.5以下)**の飲み物は、歯を直接溶かす「酸蝕症」のリスクもあります。
フルーツグラノーラ(見た目は健康でも実は糖質たっぷり)
ドライフルーツ(糖質+粘着性が高く非常にリスク大)
栄養補助食品バーやエネルギーゼリー(スポーツ時によく摂取)
同じお菓子や飲み物でも、食べ方によって虫歯のリスクは大きく変わります。
ダラダラ食べる(長時間、糖が口内にとどまる)
寝る前に甘い物を食べる(唾液分泌が減る夜間は危険)
食後すぐに歯を磨かない
甘い飲み物を水代わりに飲む
当院の管理栄養士が提案する「虫歯になりにくいおやつ」の例をご紹介します。
おすすめ食品 | 理由 |
---|---|
チーズ | カルシウム豊富、唾液の分泌促進 |
ナッツ | 糖質が少なく、歯にくっつかない |
おにぎり | 満腹感が得られ、間食の頻度が減る |
無糖ヨーグルト | 乳酸菌が口腔環境に良い影響 |
果物(りんご・梨など) | 水分が多く、繊維で汚れを落とす効果も |
お茶・水 | 歯を洗い流す効果、pHも中性で安心 |
唾液は、酸を中和する働きや再石灰化を助ける成分を多く含んでいます。
ところが、次のような状況では唾液が減少します。
疲れ・ストレス
水分不足
口呼吸(ポカン口)
お薬(抗アレルギー薬や降圧剤など)の副作用
こうした背景に気づき、生活習慣から改善するアプローチも大切です。
決まった時間に食べ、間食をダラダラ摂らないことがポイントです。
噛むことで唾液が分泌され、虫歯のリスクが下がります。
「噛む食品」を意識的に取り入れるのも有効です(例:根菜、海藻、玄米など)。
すぐに歯磨きできない時は、せめて水やお茶で洗い流すだけでも効果があります。
当院では、**管理栄養士が常駐しており、患者様お一人おひとりに合った「食育・間食指導」**を行っています。
お子さまの虫歯予防のための「おやつの選び方」
高齢者向けの「噛む力に応じた食事内容」
ダイエット中の方にも、歯と健康を守る栄養アドバイス
など、歯科と栄養の両方の視点からご家族全員をサポートします。
虫歯は、特定の「甘い食品」だけでなく、食べる頻度やタイミング、唾液の量など様々な要因が絡み合って発生します。
日常的に「虫歯リスクを下げる食べ方」を心がけることが、
将来的な治療の回数や負担を大きく減らしてくれるのです。
幸田町で、お子さまから大人まで家族全員の歯の健康を守るなら、
管理栄養士も在籍するうおずみ歯科クリニックへご相談ください。
うおずみ歯科クリニック 院長 魚住 大樹(Daiki Uozumi)
愛知県額田郡幸田町、相見駅徒歩4分のショッピングモール内にある歯科医院。
一般歯科・小児歯科・予防歯科・インプラント治療をはじめ、管理栄養士による栄養指導も積極的に取り入れた地域密着型のクリニックです。
所在地:愛知県額田郡幸田町相見駅徒歩4分
休診日:日曜・祝日
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