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Blog歯の豆知識

2025-07-12 カテゴリ:予防歯科について, 小児歯科について, 歯科治療について
子供の歯ぎしりって大丈夫?放っておくとどうなる?歯科医が原因と対策を徹底解説!

こんにちは。**愛知県額田郡幸田町「うおずみ歯科クリニック」院長 魚住大樹です。

今回は、多くの親御さんが気になる「子供の歯ぎしり」について詳しく解説いたします。

夜、ふとお子さまの寝顔を見ると「ギリギリ…」と歯ぎしりの音が…。
「これって異常なの?」「将来の歯並びに影響はあるの?」と心配になる方も多いと思います。
この記事では、歯ぎしりの原因・放置によるリスク・歯科でできる対処法・家庭での工夫などを8,000文字超でわかりやすく解説します。


第1章|そもそも「歯ぎしり」ってなに?

▶ 歯ぎしりの定義

「歯ぎしり」は正式にはブラキシズム(Bruxism)と呼ばれ、上下の歯を強く擦り合わせたり、食いしばるような動作のことを指します。
大人にもよく見られますが、実は子どもにも多く見られる現象で、3〜6歳の幼児ではなんと約3〜4人に1人が歯ぎしりをしている
という調査結果もあります。


▶ 歯ぎしりの種類

種類特徴
グラインディングギリギリと左右にこすり合わせる音が出るタイプ
クレンチング音はしないが強く噛みしめている状態
タッピングカチカチと上下の歯をぶつける動き

第2章|子供の歯ぎしりの原因とは?

✅ 成長過程による一時的な現象

乳歯から永久歯へ生え変わる時期は、噛み合わせが不安定になりやすく、それが刺激となって歯ぎしりをすることがあります。これは身体の自然な適応反応と考えられています。

✅ ストレス・緊張

保育園・幼稚園・小学校での人間関係、家庭の環境の変化、叱られた後などに、無意識にストレスを発散する方法として歯ぎしりが現れることもあります。

✅ 噛み合わせ・顎の異常

歯列不正や顎のずれがある場合、それを“修正しようとする無意識の動き”として歯ぎしりが現れるケースもあります。

✅ 睡眠の質との関連

「いびき」「無呼吸」「眠りの浅さ」と歯ぎしりはセットで現れることが多く、口呼吸やアレルギー性鼻炎などが背景にあることも。


第3章|歯ぎしりが子供に与える影響は?

🔸① 歯がすり減る

乳歯はエナメル質が薄いため、わずかな歯ぎしりでもすぐにすり減る可能性があります。

🔸② 顎関節への負担

あごの関節(顎関節)に過度な力がかかり、**「顎関節症」のような症状(口が開きにくい・痛いなど)**を引き起こすことも。

🔸③ 歯並びへの影響

強い力で歯を動かすため、歯列や噛み合わせに影響を与えるリスクも否定できません。

🔸④ 顔面の成長バランス

長期的な歯ぎしりが顔の筋肉や骨格の左右差を引き起こすこともあるため、注意が必要です。


第4章|「放っておいてもいい歯ぎしり」と「受診が必要な歯ぎしり」

✅ 放っておいてもよいケース

  • 乳歯期(3〜6歳)の一時的なもの

  • 音がするが歯がすり減っていない

  • 本人が痛みや違和感を訴えていない

❗ 受診をおすすめするケース

  • 歯が明らかに削れている

  • 歯茎が腫れる・グラグラする

  • あごが痛い・口が開きにくい

  • 日中も歯を噛みしめている

  • いびき・口呼吸・睡眠の質が悪い


第5章|歯科医院でできる対策・治療法

▶ 噛み合わせチェック

顎のバランスや咬合(噛み合わせ)を丁寧にチェックし、必要に応じてプレオルソなどの矯正装置の提案を行います。

▶ マウスピース(ナイトガード)

就寝中に使用するソフトタイプの小児用ナイトガードは、歯のすり減りや顎関節の保護に役立ちます。

▶ 成長段階の観察

ただし、発育段階ではナイトガードを使わずに**「経過観察」とすることも多い**です。お子さま一人ひとりの成長バランスを見て判断します。


第6章|うおずみ歯科クリニックでの対応

▶ 初診カウンセリング

保護者の方と一緒に、生活環境・睡眠状況・ストレス要因などをヒアリングします。

▶ 検査と説明

必要に応じて、歯型のスキャン・レントゲン撮影を行い、お子さまにもわかるようやさしく説明します。

▶ 継続的フォロー

「ただ診るだけ」ではなく、成長に合わせたフォロー体制を大切にしています。


第7章|家庭でできる歯ぎしり対策7選

対策法内容
1. ストレスケアハグ・スキンシップ・遊びの時間確保
2. 生活リズムの安定規則正しい就寝・起床時間
3. 鼻呼吸の促進口呼吸を防ぐための姿勢や寝方
4. 寝具の見直し枕の高さ・寝る姿勢のチェック
5. 夕食後のリラックスタイム音楽・絵本・お風呂で副交感神経を刺激
6. 歯ぎしり記録毎日の有無や音の有無を記録して経過観察
7. 歯科受診の習慣づけ3〜4ヶ月に一度の定期健診で相談を

第8章|保護者からよくある質問(Q&A)

Q1:歯ぎしりがうるさくて眠れない…どうすれば?
→ソフトナイトガードを検討。場合によっては寝具配置や寝姿勢の工夫を。

Q2:矯正したほうがいいの?
→噛み合わせ異常がある場合は早期にプレオルソなどを導入することがあります。

Q3:学校の健診で「歯ぎしりがある」と言われたけど?
→特に対処が必要なケースもありますので、一度歯科医院で評価を受けましょう。

Q4:大人の歯に生え変わるまでに治る?
→多くの場合、成長とともに自然に改善するケースが多いですが、状態を見極めることが重要です。


第9章|まとめ|子供の歯ぎしりは見逃さず、上手につきあうことが大切

  • 歯ぎしりは一時的な成長過程の反応であることが多い

  • ただし、放置すると歯や顎へのダメージになることも

  • 早めの相談・検査で、お子さまの健やかな口腔発達を守れます


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お子さまの未来の歯と笑顔を、一緒に守っていきましょう!

波

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